クリニックのレーザー脱毛の特徴は?知っておきたいメリットとデメリット
レーザー脱毛とフラッシュ脱毛の違いは?
脱毛と言えばよく耳にするのが医療レーザー脱毛と、エステで扱われているフラッシュ脱毛があります。どちらもメラニン色素に反応させ熱を与え、毛をはやす組織にダメージを与えるという原理は同じです。しかし医療レーザーに比べフラッシュ脱毛はエネルギー量が大変少なく、レーザーほどのダメージを与えることはできません。その為回数や、期間がかかったり、完全に組織を破壊するのは難しいと言われています。
今回は医療レーザーについて見ていきましょう。メラニン色素と言われる黒い色に反応する特殊なレーザーを使用し、メラニンと反応することで熱を発し、毛根を確実に破壊していきます。レーザーはメラニンにしか反応しないので、皮膚や、周辺組織、爪などへのダメージもなく、発がん性や内臓への悪影響もありません。またレーザーで破壊された組織は二度と復活することはないので、その部分は永久的に毛が生えてこなくなります。あらかじめ脱毛部分の毛は剃ってからレーザーを照射し、毛根が破壊された毛は、1~2週間ほどで自然に抜け落ちます。レーザー脱毛は医療行為として行われる脱毛ですので、安全にレーザー脱毛が行えるクリニックでのみできる脱毛方法になります。
医療レーザーの脱毛期間と、メリットとデメリットについて
医療レーザーを照射した部分は、二度と生えてこないなら、全身まとめてやれば1回で終わるの?と思う方もいるかもしれません。しかし毛には「毛周期」というものがあり、成長期、退行期、休止期という3つのサイクルを2か月程で繰り返しています。脱毛できるのはメラニン色素の多くなる成長期のみで、毛1本1本もバラバラのタイミングで生え変わっています。その為1回のレーザーで処理できるのは、全体の15%くらいだと言われています。必要な回数は脱毛部位や、毛質により差があるためおよそ5~6回照射が必要になりますが、毛周期に合わせれば約1年で脱毛を終わらせることができます。レーザー脱毛のメリットは、短期間で回数も少なく、照射した部分は確実に永久脱毛ができるという点です。
効果が高いこともあり人によってはフラッシュ脱毛より痛みを感じる場合や、炎症やむくみが起こることがあります。他にもまれにやけどや色素沈着が起こるケースもあります。しかし医療レーザーは医師、看護師のいる医療機関で受けるため、もしこのようなトラブルが起きた場合でも適切な処置や、薬の処方もしてもらえるので安心です。クリニックを選ぶ際は、必ず事前にカウンセリングを受け、納得いくまで相談して実績、技術、アフターケアなど考慮し、信頼できるクリニックを選ぶことも大切です。